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執筆者の写真三橋美穂

162. 睡眠が乱れたときは…

(2022/05/01)



私は年に数回、とても寝つきがわるくなることがあります。

すごいアイディアが閃いて興奮して眠れないこともあれば、いろいろな考え事が次々浮かんできて眠れないこともあります。一昨日、明け方まで眠れなかったので、私がどう対処したのか紹介したいと思います。



この日は深夜までレポート作成をしていて、メールに画像を挿入するために悪戦苦闘していました。午前1時過ぎにパソコンの電源を落とし、軽く入浴した後に家庭用の陶板浴に入りました。



陶板浴とは40℃程度に温めた陶板の上に横になり、体温をやさしく上昇させる温熱器具。

使い始めて4か月になりますが、体が軽やかで、胃腸の調子がとてもよくなりました。就寝前と起床後に1時間ずつ入るのが日課です。



いつもは体がポカポカ温まってくると、気持ちよくなって陶板の上でウトウト・・・。

しっかり温まった感覚が得られると、ベッドに移動して眠ります。



この日は陶板浴中に眠気をもよおさず、頭の中で思考の連鎖が続いて、午前3時になってしまいました。寝室のベッドに入ってもなかなか眠れず、5時頃にようやく入眠できました。



実は数日前から「重い毛布」を試していて、この日も掛けて寝ました。ウェイトブランケットと呼ばれる「重い毛布」は、自閉症(ASD)や注意欠如・多動症(ADHD)、不安症の人がリラックスして眠れるように海外で開発されました。



寝具業界では4~5年前から話題になっており、私は以前にも試したことがあります。体重の10%程度の圧迫刺激でリラックスできるとされており、当時試したのは8キロの重さのもの。



私は掛け布団が重いと苦しくて眠れないタイプですが、実際に重い毛布を使ってみたら、ぐっすり眠れて驚きました。厚手の重たい掛け布団とは圧のかかり方が違い、全身にピッタリ沿ってフィットし、包み込まれる安心感があったのです。使い続けなかったのは、重すぎて取り扱いがしにくいためです。



今、試しているのは重さ6キロで、前回より寝返りはしやすいのですが、熟睡感は8キロの方が勝っていました。重さによって、こんなに印象が違うのかと体験しています。



一昨日に話を戻すと、最初は6キロの毛布の上に羽毛布団を掛けて寝ていました。なかなか眠れなかったので、重い毛布を外して羽毛布団だけにしたら、圧迫感から解放されたからか、スーッと入眠できました。



ベッドの中で眠れなかった2時間ほどは、途中で「4-7-8呼吸法」をやりましたが、この日は効果がありませんでした。私は眠れないことが気にならないので、ずっと横になっていましたが、不安や焦りが出てくる人は、ベッドの外に出て筋弛緩法をするのがおすすめです。


【動画】4-7-8呼吸法



体にグーっと力を入れて、スッと力を抜く、これを繰り返していると、全身が脱力して眠くなっていきます。頭がボンヤリして「眠れそう」になったら、ベッドに入って眠りましょう。



翌朝は9時に起きました。実質4時間の睡眠だったので、頭重感がありました。

この状態でメルマガを書くのは難しいので、仕事が一段落した午後2時過ぎに、1時間の仮眠をとりました。



通常の昼寝は20分程度が基本ですが、この日は超睡眠不足だったので、1時間くらい寝ても夜の睡眠には影響しないと判断しました。もしなかなか眠気が来なかったとしても、翌日は日曜日なので、そこで立て直せると思ったからです。



いつもと同じ7時に起床して、睡眠不足なら午後3時までに20分くらい昼寝をする予定です。



睡眠のエキスパートだと、毎日素晴らしい睡眠をとっていると思われがちですが、このように乱れることもあります。乱れたときの立て直し方を知っていることが、ポイントです。今回の私のエピソードが、みなさんの参考になればうれしいです。



 

「重い毛布」について


効果を実感する人と、しない人がいます。


◎向いているのは、

 ストレスが多く不安や緊張で眠れない人


◎避けた方がいいのは、

 体力が落ちている人、高齢者、身体が未発達な子ども


最近は数千円で購入できる商品も増えてきたので、気になった人はチェックしてみてくださいね!

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