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執筆者の写真三橋美穂

75. 願いを叶える近道は睡眠

(2015/02/01)



2015年も2月になりました。年頭につくった今年の目標、進捗状況はいかがですか? なかなか思うように進んでいない人は、睡眠を見直すといいかもしれません。

毎日の睡眠習慣と新年の誓いの達成度を調査したイギリスの研究によると、睡眠を十分にとると意志が強くなり、目標達成に効果があることがわかりました。睡眠が十分に足りている人の60%がほぼ目標を達成したそうですが、睡眠時間が7時間以下の人で目標を達成した人は44%にとどまったとのこと。睡眠をしっかりとっている人のほうが、約4割も目標の達成率が高かったのです。

調査を行った教授によると、睡眠不足によって疲労感を招き、それが自己コントロールに影響を与えるといいます。確かに睡眠が足りないと、「もうできなくても仕方ない」「どうせ自分なんてこんなもの」などと、意欲がなくなり、諦めやすくなります。

アメリカのビジネス・エグゼクティブの間では、睡眠の重要性を訴える人たちが増えています。その代表が、米ネットメディア、ハフィントンポストを創設したアリアナ・ハフィントン女史。

寝る間を惜しんで働いて、すでに大成功をおさめていた彼女に起こった、階段での転倒事故。頬の骨を折り、右目部分を4針も縫う大怪我だったそう。このときの彼女は、過度の疲労、燃え尽き感、睡眠不足に襲われていて、イキイキさがない自分の人生に「何かが違う」と感じていました。

事故をきっかけに人生を見つめなおした結果、再認識したのが睡眠の重要性。当時4~5時間だった睡眠時間を、1日30分長くとることから始め、最終的には7~8時間に伸ばしていったそう。これが、劇的な変化をもたらしたと言います。


精神的な余裕と明晰さ、人生に対する喜び、悪いことが起きても左右されずに過ごせる力が得られた。
成功と幸福感を同時に手に入れるためには、十分な睡眠をとることが不可欠

そう語っています。

仕事の効率が上がり、自分の人生をコントロールできるようになった今では、日中でも疲れを感じたら、1分間目を閉じて身体の力を抜くことを心がけているそうです。自分自身の人生の本質に向き合うと、自然に睡眠の優先度は高くなる、彼女はそれを体現していると感じました。

目標達成の秘訣は、十分な睡眠をとること。 1日30分長く眠るところから、まず始めてみましょう。

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