アクエリアス時代の新しい眠り

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69. 保存版!夏寝具とエアコン設定法 (2014/08/01)

暑くて眠れない、エアコンで冷えてしまって体がだるいなど、
夏は上手く眠れないことに、多くの人が悩んでいます。


なぜ夏になると寝苦しいのかといえば、日本の夏は高温多湿で
汗が蒸発しにくく、体温が下がらないからです。
熟睡するためには、内臓や脳の温度を下げる必要があります。


布団の中の温湿度のことを寝床内気候(しんしょうないきこう)
といい、温度は体温よりやや低い約33℃、湿度40~60%が
快適です。


これは一年を通して変わらず、体温より少し低い温度。
室温が低い冬は暖かい布団を掛けて33℃を保ち、
高い夏は掛けるものを薄くして温度を調整しています。


問題は湿度で、春・秋・冬は40~60%に収まりますが、
夏は80%を超えることも。特に背中が蒸れることが、
途中で目覚める原因になります。


これを解消するためには、
1、エアコンと扇風機で、寝室の温湿度を調整する
2、涼しい寝具とパジャマを使う


この2つを上手に組み合わせることがポイント。
特に敷きパッドを工夫すると、エアコンの温度設定を
高めにしても、快適に眠ることができます。


私が実際にどうしているかといえば、

【エアコン】
 ・就寝1時間前に25℃で入れて、寝室を冷やす
 ・就寝時に29℃に変更
 ・明け方の最低気温が25℃以上のときは、午前3時に切れるように設定
 ・最低気温が27℃以上のときは、朝まで29℃で連続運転


エアコンの使い方のポイントは体温リズムにあります。
眠り始めは体温を下げるために汗をかくので、室温は涼しい
方が快適です。そして、その後は高めに変化していくと、
一晩の睡眠が安定します。


枕元に温湿度計を用意して測ったところ、途中で目覚めずに
眠れる温度の上限が、私の場合は29℃でした。温度の感じ方には
個人差がありますが、寝具を工夫すれば27~29℃で眠れるはず。
エアコンを入れると、部屋の湿度も下がります。


最低気温は「熱中症予報アプリ」で確認しています。
私は都内のマンションに住んでいて、窓を閉めて眠るので、
室温は外気温より高くなります。
上記の外気温を目安に、タイマーの使い方を判断しています。


最近のエアコンは、インバーター制御で運転が細かくコントロール
できるようになっているので、高めに設定すれば、冷え過ぎる
ことはありません。


扇風機を使うと体感温度が下がるので、冷房が苦手な人は組み
合わせてみましょう。天井か壁に向けて首振りにし、リズムモードの
微風で、ゆるやかに寝室の空気を循環させるようにします。
皮膚の表面を風が通るときに、熱が奪われて涼しく感じます。


【寝具とパジャマ】
 ・敷き寝具: 空気が通る立体構造の敷きパッド&麻シーツ
 ・掛け寝具: ガーゼケット
 ・パジャマ: 綿の楊柳(七分袖&長ズボン)
 ・抱き枕


夏の寝具で一番重要なのは、敷きパッドです。
空気が通る立体構造のものや、い草、竹、麻(生地も中綿も麻)
などがおすすめ。敷きパッドを季節に合わせて変えると、
一年を通して快適に眠ることができます。


逆に気をつけたいのは、敷きパッドの中身にポリエステル綿が
詰まったもの。たとえ表面に麻や接触冷感生地を使っていても、
敷き寝具が背中とピッタリ密着していれば、しばらくすると
蒸れて暑くなってきます。


上掛けは、タオルケットより「ガーゼケット」がおすすめです。
軽くて柔らかく、通気性もよいので、内側に熱がこもりません。
洗濯の乾きが早いところも、うれしいポイント。


暑いからといって、タンクトップにショートパンツでは、
何かの拍子で上掛けが外れたときに、冷えてしまいます。
明け方に足がつる原因は、冷えと水分不足。
就寝前に適度に水分補給をして、足は冷やさないように、
長ズボンか七分丈を選びましょう。


楊柳(ようりゅう)生地とは、縦方向に細長いしぼのある織物。
肌に触れる面積が少ないのでベトつかず、夏のパジャマに
向いています。私が愛用しているパジャマは薄手なので、
着用感が軽くて涼しく、洗濯してもすぐに乾きます。


抱き枕を使って横向きに寝ると、汗をかきやすい背中、わきの下、
ひざの裏、脚の間にすき間ができて、暑さをしのげます。
体圧も分散されるので、体の力が抜けやすく、リラックスできます。


見た目のボリュームがあるほうが、しっかり抱けるような印象を
持ちますが、実際に使ってみると、やや薄い方が抱きやすいことが
わかります。長さは、しっかり体をあずけられるように、
120cm以上のものを選びましょう。


しまってある肌掛け布団をクルクル丸めて、ひもで結べば、
手づくり抱き枕の出来上がり。簡単に作ることができます。


エアコンと寝具・パジャマをトータルで考えることが、
夏の睡眠環境を整えるポイントです。


ぐっすり眠って、暑い夏を乗りきって行きましょう!